もろもろのめも/はけぐち

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後輩のラボ見学

今日は結構実験したなあ.(院試前にしては)

 

そんなこんなしていると,3年生がラボの見学にきました.
もうそんな時期だっけか,と時の流れのはやさを体験しました.
もうちょっとでラボに配属されてから丸一年が経とうとしてます.

でも,よくよく考えると,確かに今のラボの試薬の場所やらはかなりわかるようになってきたし,実験手技もほとんど教官に聞くことがなくなってきたなあ,と.
クローニングも細胞培養もだいたいの手技は身についた気がする.

慣れてくるととても楽しいんだけど,最初は新しいことが多すぎて,よくオーバーロードになっていました.
帰ってすぐ寝る,みたいな生活.

 

そんな立ち位置から,配属のために見学する人たちの相手をして,教官たちの居ないところで話をしました.
質問の内容とかは,たいてい私達が配属前に見学に行ったときと同じような内容.

一人は博士過程も考えているそうで,一人は修士卒で開発研究,もう一人は修士でデルつもりだけど,未定.

最後の一人だけが女の子でした.

 

うちの大学は修士で研究職につけるのはだいたい20%ぐらい.
博士になると4割ぐらいにはなる.(惰性で進学が半数ぐらい?)
多分,工学系とかに比べるとすごい低いんだと思います.
こんなところからも,うちの業界の研究職への就職の難しさがわかるとおもいます.
研究職なら年収1000万は堅く,ホワイト企業が多いということもあって,人気なのでしょう.

さて,応対ですが,

”いい意味でも悪い意味でも自由”

と伝えておきました.

何時に来てもいいけど,仕事がすすんでないと苦言を呈されるし,やらない人については見切りをつけられる,と.
時間をうまく使って進められるなら休みも十分とれる,と.

あとは,学外のラボ(特に研究所・上位旧帝大)には一度行っておいた方がよい,ということを伝えておきました.
やっぱり,学内だけで”井の中の蛙”になるのはよくないことだと思うので.
設備,資金,ラボの人のやる気の違いを見るのは大事だし,
学内に残るにしても,どういう人達を相手に戦っていくのかっていうのは知っておくべき.

 

どんな子が来るんだろう,楽しみでもあり,不安でもある.
学外のラボにいく可能性が高いとは言っても,やっぱり古巣になるわけだし,教員への恩もあるので,できるだけいい人が入ってほしい.

(今のラボで一番仕事をする学生である私が抜ける,という意味でも)

 

そんなこんななひとりごと.
これからまだまだ見学には来るんでしょう.
適当にお相手をしたいな.

 

では.